けもの相談所は、横瀬町地域おこし協力隊が運営する、行政と町民の間に立つ、「鳥獣被害専門の相談窓口」です。
鳥獣被害は、農作物への被害だけでなく、家屋への侵入、庭への出没、ふん尿、足跡や食痕など、生活環境にも広がっています。
しかし、町民が「どこに相談すればよいか分からない」、行政も「すべての個別の相談を継続して追いにくい」といった課題があります。
けもの相談所では、町民から相談を受け、まずは現地を確認します。
そして、被害の状況、動物の痕跡、侵入経路、餌となるもの、周辺環境を整理し、侵入防止、環境整備、追い払い、捕獲などから、現場に合った対策と優先順位を一緒に考えます。
また、相談所だけで対応を完結させるのではなく、必要に応じて行政、猟友会、捕獲従事者、専門業者などにつなぎ、それぞれの役割を整理します。
相談内容や現地で確認した状況、実施した対策、その結果を記録・蓄積することで、個別の相談を一件ごとの対応で終わらせず、地域全体の被害傾向や共通課題の把握につなげていきます。
「町民が相談しやすく、行政が地域全体の状況を把握しやすい仕組みをつくること。」
それが、けもの相談所の役割です。

Mission|私たちの役割
行政と町民の間に立ち、個別の相談を地域全体の鳥獣被害対策につなげる
町民が相談しやすい窓口を設け、現地で被害状況を確認し、必要な対策や関係者との連携を整理します。
相談を受けるだけでなく、被害の原因や周辺環境を確認し、次に取るべき行動を明確にすることで、個人だけでは解決しにくい課題を地域の対策につなげます。
Vision|目指す地域の姿
鳥獣被害を一人で抱え込まず、地域で状況を把握し、継続的に対策できる横瀬町
鳥獣被害は、一軒の住宅や一枚の農地だけの問題に見えても、周辺地域で同じような被害が発生している場合があります。
相談、現地確認、対策、その後の結果を蓄積し、地域ごとの被害傾向や共通する原因を明らかにすることで、同じ被害を繰り返さない地域の仕組みをつくります。
Values|大切にすること
1.現場から考える
相談内容や写真だけで判断せず、必要に応じて現地を確認します。
被害の状況、動物の痕跡、侵入経路、周辺環境などを確認し、実際に起きていることを整理します。
2.捕獲だけに頼らない
鳥獣被害への対策は、捕獲だけではありません。
侵入防止、餌となるものの除去、環境整備、追い払い、捕獲などから、被害の状況や現場の条件に合った方法を検討します。
3.分かる形に整理する
何の動物による被害なのか、どこから侵入しているのか、何が動物を呼び寄せているのかを整理します。
確認した内容と対策の優先順位を、相談者や関係者に分かりやすく伝えます。
4.必要な人につなぐ
相談所だけで対応を抱え込まず、必要に応じて行政、猟友会、捕獲従事者、土地所有者、専門業者などと連携します。
相談内容に応じて、誰が何を行うのかを整理し、適切な対応につなげます。
5.記録を次の対策に生かす
被害が発生した場所、原因、実施した対策、その後の結果を記録します。
個別の相談をその場限りで終わらせず、地域の被害傾向の把握や、今後の対策改善に活用します。
けもの相談所が目指すこと
相談を受け、現場を確認し、対策と関係者をつなぎ、その経験を地域に残す。
けもの相談所は、目の前の被害への対応と、将来の地域対策の両方を見据えて取り組みます。