動物を直接見ていなくても、足跡、ふん、食痕、爪痕、体毛、音、侵入口などから可能性を整理できます。
撮影するときのポイント
- 痕跡の全体が分かる写真を撮る
- 定規、硬貨、ペットボトルのふたなど大きさの基準を置く
- 真上、横、周辺環境の3方向から撮る
- 撮影日時と場所を記録する
- 足跡は前足・後足、歩行の並びが分かるように撮る
主な痕跡
- 足跡:指の数、爪、歩幅、足跡の並び
- ふん:太さ、長さ、形、内容物、置かれた場所
- 食痕:かじり方、掘り方、折れ方、残された作物
- 侵入口:穴の大きさ、高さ、泥や体毛の付着
- 音:時間帯、移動範囲、鳴き声、繰り返し方
判断の限界
単独の写真や痕跡だけでは、動物種を断定できないことがあります。その場合は複数の可能性を残し、追加の写真、センサーカメラ、現地確認などを検討します。
ふんや死骸には直接触れず、必要な場合は手袋やマスクを使用してください。
写真は3つの範囲を記録する
- 場所が分かる写真:畑、建物、通路など、痕跡があった場所の周囲を写します。
- 痕跡全体の写真:足跡の並びや被害の広がりが分かるように写します。
- 細部の写真:形や大きさが分かるように写します。大きさの基準を置くのは、安全に近づける場所だけで構いません。
撮影した写真には「畑の出入口」「家の北側」など、後から場所を説明できるメモを付けておくと便利です。細部が見える写真だけでなく、元の全体写真も残してください。
相談時の記入例
以下は書き方の例で、実際の相談事例ではありません。分からない情報を推測で埋める必要はありません。
今朝、畑の出入口付近で足跡のようなものを見つけました。動物の姿は見ていません。昨夕は気付きませんでしたが、いつ付いたものかは分かりません。周辺と足跡の写真があります。近くの作物にも被害があり、同じ動物によるものかは不明です。
写真だけで判断できない場合
「この動物に違いない」と決めつけず、見た事実と考えたことを分けて伝えてください。例えば「動物を見た」ことと「物音から動物がいると思った」ことは、別の情報として記録します。種類が分からなくても、被害場所や発生時間を整理するところから相談できます。
現在の相談フォームには写真添付欄はありません。写真・動画・音声がある場合は、相談内容にその旨を記載してください。相談の方法で、連絡先と伝えてほしい項目を案内しています。